mineoには、ユーザー同士でパケットをシェアできるフリータンクサービスがあります。
具体的にどのようなサービスなのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。
今回は、mineoフリータンクの概要をはじめ、使い方や利用条件、制限などを解説します。
mineoを利用すべきか迷っている方や、フリータンクサービスの使い方を知りたいmineoユーザーの方はぜひ参考にしてみてください。
mineoフリータンクとは?
mineoフリータンクは、余ったパケットをmineoユーザー同士でシェアするサービスです。
パケットを貯めている”タンク”をフリータンクと呼んでおり、mineoユーザーはパケットをフリータンクに預けたりフリータンクから引き出したりできます。
パケットを預けるとすぐにフリータンクに反映され、データ通信容量が減算される仕組みです。
引き出したパケットもすぐにデータ通信残容量に反映されます。
パケットを使わせてもらうときは、感謝の気持ちをコメントとして伝えられるので、mineoユーザー同士との交流も楽しめます。
公式ホームページでは、集まったパケットの累計や引き出された累計を確認可能です。
mineoフリータンクの利用条件
mineoフリータンクを利用するには別料金が発生するのでしょうか? mineoフリータンクの利用条件を確認してみましょう。
mineoフリータンクは無料で利用可能
スマートフォンの便利なサービスには、追加料金が発生しがちです。
mineoフリータンクを利用するときも、追加料金が発生するのではないかと思う方もいるでしょう。
その点、mineoフリータンクはフリータンクにパケットを預けるときや、フリータンクからパケットを引き出すときに料金が発生しません。
便利なサービスなのに、追加費用が発生しない点は魅力的でしょう。
マイネ王に参加する必要がある
mineoフリータンクを利用するときには、マイネ王にログインする必要があります。
マイネ王とは、mineoユーザーや運営事務局と交流できるコミュニティサイトです。
マイネ王への新規メンバー登録は無料です。メンバー登録は1人1アカウントまでとなっています。
登録に必要な基本情報は主に下記の通りです。
- ニックネーム
- メールアドレス
- パスワード
- プロフィール画像
- 居住地域
- 生年月日(任意)
- 性別(任意)
なお、FacebookやTwitter、Apple、Googleなどのアカウントでログインすることも可能です。
mineoフリータンクの利用についての制限事項
mineoフリータンクを利用するときの制限事項を確認してみましょう。
mineoフリータンクにパケットを預ける場合
mineoフリータンクにパケットを預ける時期や回数には、制限がありません。
自由なタイミングでパケットを預けられます。預けられる量は10GBまでです。
mineoフリータンクからパケットを引き出す場合
累計預け入れ量が累計引き出し量より多ければ、条件なしで引き出せます。
累計引き出し量が累計預け入れ量を超えている場合、残容量が500MBになると引き出せます。
1回で引き出せる量は500MBまでであり、1か月で引き出せる量は1,000MBまで、かつ月に2回まで引き出せます。
mineoフリータンクから引き出したパケットの有効期限と繰越し
mineoフリータンクから引き出したパケットは、引き出した月の翌月末までが有効期限です。
たとえば、10月に引き出したときは11月末が有効期限となります。
つまり、引き出した月の翌月に繰り越せるので、余裕を持って活用できるのが便利です。
mineoフリータンクは被災した場合に便利
mineoフリータンクでは、災害が発生したときに災害支援としてフリータンクが開放されます。
災害支援タンクの概要や利用情報を確認してみましょう。
災害支援タンクの概要
災害支援タンクでは、通常タンクの引き出し条件が対象外です。
フリータンクの累計履歴には含まれません。
災害支援タンクから引き出すと、引き出した方のアイコンの側に、ピンクカラーで「災害支援タンクOUT」と表示されます。
引き出すときは「災害で困っていたので助かりました」などコメントで感謝の気持ちも伝えられます。
令和4年3月の福島県地震による災害では16,125人が、令和元年台風第19号による災害では244,060人が対象となりました。
このようにmineoフリータンクは、災害時の防災対策として多くの人々から有効活用されています。
参考:災害支援タンク開放履歴(マイネ王)
災害支援タンクの利用情報
災害支援タンクの対象者や利用可能期間、利用条件、利用回数、利用容量は下記の通りです。
対象者 | ・mineoの契約住所が災害救助法が適用された市町村に該当する ・mineoの契約住所が特別警報が発表された市町村に該当する ・災害救助法が適用された市町村でGPSを利用した方 ・特別警報が発表された市町村でGPSを利用した方 |
---|---|
利用可能期間 | 災害救助法が適用あるいは特別警報が発令された日から2週間 ※災害の規模によっては延長されることがある |
利用条件 | 残容量が1,000MB以下 |
利用回数 | 1日1回 |
1回の利用容量 | 2GBまで |
合計の利用容量 | 10GBまで |
2週間という比較的長い期間、1回で2GBまでパケットを引き出せます。
災害支援タンクは、災害時のデータ通信で困ったときに心強い存在になるでしょう。
口コミ
実際に利用した方のレビューの内容も参考にまとめてみます。
参考:ユーザーレビュー(mineo)
- 余ったパケットを必要な人に使ってもらえて感動した
- 助け合いの精神がとても素敵だと思った
- パケットが余ることがあるのでよいシステムだと感じた
- 月末のここぞというときに助け舟として利用している
- 旅行などイレギュラーなイベントでパケットを使ったときに便利だった
使い方
mineoフリータンクでパケットを入れたり引き出したりするときの使い方をまとめてみます。
- フリータンクに入れるパケットの量を入力する
- パケットを必要としているmineoユーザーにメッセージを送る
- 「パケットを入れる」ボタンを押す
- 表示されるポップアップで内容を確認する
- 内容に間違いがなければ「OK」、間違いがあれば「キャンセル」を押す
- フリータンクから引き出せる条件を確認する
- フリータンクから引き出したいパケットの量を入力する
- パケットを入れてくれたmineoユーザーに感謝の気持ちやパケットの使い道などをコメントで伝える
- 表示されるポップアップで内容を確認する
- 内容に間違いがなければ「OK」、間違いがあれば「キャンセル」を押す
- 内容に間違いがなければ「OK」、間違いがあれば「キャンセル」を押す
まとめ:実質無料でデータ容量の追加が可能!
mineoフリータンクの概要をはじめ、使い方や利用条件、パケットの有効期限などを解説しました。
mineoフリータンクは、余ったパケットをmineoユーザーでシェアして、困ったときにパケットを引き出せる便利なサービスです。
他社携帯であれば、データ容量が不足したときに追加購入費が発生します。mineoでは、フリータンクで1GBを引き出せるので、実質無料でデータ量を追加できます。利用したときにお礼を伝えられるため、ユーザー同士の交流まで楽しめるのも魅力です。
災害が発生したときに災害支援タンクとして開放される点も特徴でした。本当に困ったときにパケットを確保できるのはとても安心です。
パケットをお得に利用したい方や防災対策を重視する方は、mineoの契約を検討してみるとよいでしょう。